陰も陽も変化し、五行も変化します。この変化のメカニズムを解いたものが伊勢流の「変化運」「結果運」です。この二つを知らずして「運」を読むことはできません。小生のところには「運勢学の最高峰の四柱推命学を勉強したくて習っていたのですが、高い授業料を払って3年程になっても、やればやるほど判らなくなり、また明解な答えが出ないのです。何とかしてください。」といって、最後に来られる人が多いのです。そこで調べてみると、四柱推命の本がたくさん売られていたり、あるいはたくさんの教室というのがあったりするものの、どれも一知半解であり、きちんと理解されているものが一つもありません。

運を読むのに「変化運」「結果運」というものを理解せず、この学問を活かすことは不可能であり、非常に訳のわからない説明になっているものが多いのが現状です。陰陽五行学は少なくとも高校生程度の理解力があれば、必ずマスターできるものであり、普通の学問なのです。

また、現代は占いブームになっており、いろいろな占いが横行していますが、それらではきちんと倫理的に人生を予測するのは難しい。起きたことを符号させるだけの話なのです。人々を迷わせるものになっています。小生はこのような現代の風潮を見て、この際本格的な「命」と「運」の解釈を本に示し、きちんとしたものを世に出し、普通の教養人がごく普通に運を使いこなせるようにせねばならないと、強い危機感をもつに至り、このたび出版に踏み切りました。

この学問は短期集中してマスターするのがコツです。赤本「命」の基礎編は熟読するだけでよいのですが、黒本「運」の実践編は小生の授業を受けながら理解することが必須の高度な専門書になっています。この本によって自力で運を実現し、運の強い人になっていただきたいと説に願うものです。